整形外科で坐骨神経痛(左腰から左下肢後面にかけての痛み)と診断をされたけど違うかった症例

Y.Kさん

Y.Kさんが当院に来院された経緯

【主訴】
左腰〜左下肢後面にかけての痛みと重だるさ

【その他の症状】
左首こり、肩こり、背中の痛み、頭痛、むくみ

初回の問診

Yさん、はじめまして。木本です、よろしくお願いします。

では、Yさんのこれまでの経緯を聞かせてください。

3ヶ月くらい前から徐々に左腰から左足の後ろ側全体が痛くなって痺れ出して、以前から腰痛があったから有名なクリニックに行ったんですけどレントゲンもMRIも異常がなく、坐骨神経痛と言われました。

 

それで出してもらった痛み止めをしばらく飲んでたんですけど良くならなくて、他の整骨院へ行ったら今度は梨状筋症候群と言われ、お尻の筋肉をマッサージとかストレッチしてもらったんですがあまり変わらなかったので4回くらいで行くの辞めました。

整形外科の検査では異常なく、梨状筋のマッサージとかも効果なかったんですね。

ではどんな時に痛くなりますか?

動いている時?

じっとしている時?

朝起きた時と長時間座って作業してる時に痛いかな・・・

動いてない時に痛くなるんですね。

足の痛みはどんな感じですか?

痺れと書いていますが(問診票に)しびれですか?

それともだるいとか重いとかそんな感じじゃないですか?

 

そう言われると痺れというよりは重だるくて叩きたくなるような痛みです。

重だるいんですね。

わかりました。

ではどこが悪くなっているのか見てみましょうか。

 

はい、お願いします。

検査の結果

検査の結果

・腸

・腎臓

・頸椎

 

 

に問題あり。

これらを施術で調整していくことにしました。

治療内容と経過

<初回>

頸椎と腸、腎臓を調整。

 

施術中お腹が動き出したとびっくりされていました。

施術後だるさは残るが痛みは消失。

食生活がかなり悪かったのでアドバイスをして初回終了。

 

 

<2回目来院時>

初回の6日後。

前回の翌日からだるさは減少。

痛みは残っているため痛み止めを飲んだとのこと。

どうも信じてもらえず食生活も変えなかったそう。

前回と同様の行い、再度食生活へのアドバイスをして終了。

 

 

<3回目来院時>

 

昨日まで痛みもだるさも全く無し。

今日少しお尻に痛みが出てきた。

今まで痛くて長時間歩けなかったのが本町から難波まで歩けたとのこと。

食生活も少しずつ変えていっている。

腸、腎臓の硬さも減少。

前回と同様の施術を行う。

 

 

<4回目来院時>

前回から17日後。

少しだるさが出てきた程度。

頭痛もほぼ出なくなった。

前回と同様の施術を行う。

 

<5回目来院時>

前回から21日後

左腰〜左下肢の痛み、だるさ、首こり、肩こり、頭痛消失。

調子良好。

前回と同様の施術を行う。

 

 

最後にもう一度、食生活についてのアドバイスをして卒業。

施術者の感想

今回は他所で「坐骨神経痛」とか「梨状筋症候群」と診断されて治療に通うも改善されなかった人の症例。

 

そもそも坐骨神経痛でも梨状筋症候群でもなかったというお話。

実は意外とこのパターンは多いんです。

特に画像だけで判断されると分からなくなってしまいますよね。

 

Yさんの場合は腸や腎臓に負担がかかり血流が悪くなって起きていた痛みと重だるさだったんですね。

簡単にいうと栄養バランスの乱れからくる血行不良。

ちゃんと聞けばそもそも足も痺れていなかったですしね。

 

でも重だるいのを痺れって言ってくる人は本当にけっこう多い。

人によって感じ方や表現の仕方が違うからややこしいよね。

 

坐骨神経痛と思っているあなたのその痺れは、ひょっとしたら違うかもしれませんよ。

症状について詳しくはこちら