あくびをしてから左顎が痛くなって開かなくなった中学生の症例

S.Sさん

S.Sさんが当院に来院された経緯

【主訴】
左顎の痛み

【その他の症状】
首こり、肩こり、姿勢不良

初回の問診

Sさん、はじめまして。木本です、よろしくお願いします。

では、Sさんのこれまでの経緯を聞かせてください。

4ヶ月前にあくびをした時にガクッとなってから左顎が痛くて開かなくなりました。

あくびの時にガクッとなったんだね。

今は痛いのは口を開けた時だけ?

あと硬いものを噛む時にも痛みます。

じゃあ口を開けた時と、

噛む時が痛いんだね。

他には大丈夫?

はい、大丈夫です。

今回はあくびがきっかけで顎が痛くなったけど、

 

それだけで痛くなってしまう原因が

必ずあるから全体をチェックしてみましょうね。

はい、お願いします。

検査の結果

検査の結果

・頚椎

・頭蓋

・骨盤

・胃

・腸

・腎臓

 

に問題あり。

(あとでお母さんに聞くと尿検査でも異常あり)

これらを施術で調整していくことにしました。

治療内容と経過

<初回>

頚椎、頭蓋、骨盤、胃、腸、腎臓を調整。

 

施術後、首、肩のこり消失。

開口も少し改善。

 

食生活に問題があるため、

栄養面での指導をして初回終了。

 

 

<2回目来院時>

初回から4日後。

 

顎の痛み7割まで減少。

 

前回と同様の行う。

 

 

<3回目来院時>

前回から3日後。

 

大きな変化なし。

 

前回と同様の施術を行う。

 

 

<4回目来院時>

前回から4日後。

顎の痛み5割まで減少。

 

腸と腎臓の施術を中心に行う。

食生活が変わっていないため再指導。

 

<5回目来院時>

 

顎の痛み4割まで減少。

前回と同様の施術を行う。

 

 

<6〜10回目来院時>

顎の痛み2〜3割のところで停滞。

 

前回と同様の施術を行う。

 

 

<12回目来院時>

顎の痛みほぼ無し。

 

前回と同様の施術を行い、

再度、食事の指導をして終了。

 

 

 

施術者の感想

今回はあくびをして痛くなった顎関節症の症例。

 

あくびで顎がガクッとなって痛くなるパターンも多い症例ですね。

 

普通は顎の噛み合わせが良く、

顎の筋肉が左右差なく

柔らかい状態であれば

このような痛みなどは起こりません。

 

じゃあなぜあくびで痛くなっちゃうのか?

 

これは色んなパターンがあるんですが

Sさんの場合は、食生活の乱れ。

 

かなりの偏食で

米、野菜、魚は全く食べない。

 

食べてるのは

ほぼ肉とパン。

 

学校の健康診断でも

引っかかっていたそう。

 

内臓に負担がかかりすぎると

体は硬くなり、重くもなります。

 

そうすると姿勢も悪くなり

首や肩もこります。

 

それが顎の動きを邪魔するんですね。

 

 

Sさんは最初、食事の指導をしても改善しなかったため

症状もすぐに元に戻っていました。

 

2回目の食事指導で少しずつ食生活を改善してもらったおかげで、症状も改善していくようになりました。

 

今は好きなものを食べられる時代なので

こういった偏食からくる症例はすごく増えています。

 

美味しいものを食べるのは良いことですが、

バランスよく食べるのも忘れないで下さいね。

 

症状について詳しくはこちら