腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛(右臀部〜太ももの裏にかけての痛み)の症例

T.Kさん

T.Kさんが当院に来院された経緯

【主訴】
右臀部〜太ももの裏にかけての痛み

【その他の症状】
首こり、肩こり、右股関節の痛み、ホットフラッシュ

初回の問診

Tさん、はじめまして。木本です、よろしくお願いします。

では、Tさんのこれまでの経緯を聞かせてください。

1ヶ月前に腰に違和感が出てから徐々に右のお尻から太ももの裏にかけて痛くなってきて、他所の整骨院へ行ったんですけど、どんどん悪化してきて車の運転もできなくなって整形外科に行きました。

MRIを撮ったら腰の5番目の骨と骨盤の間のところのヘルニアと言われました。

治療は特になく痛み止めと湿布でしばらく様子を見るように言われたんですけど何も変わらない感じです。

ヘルニアの診断を受けたんですね。

運転は今日されてきたんですか?

いえ、出来そうにないので送ってもらいました。

まだ運転できないんですね。

わかりました。

他にも肩こりやホットフラッシュもあるみたいなので、全身のチェックをしていきますね。

はい、お願いします。

検査の結果

検査の結果

・SLR陽性

・頚椎

・胸椎

・腰椎

・骨盤

・腎臓

 

に問題あり。

(あとで聞くと睡眠時間と水分が圧倒的に足りていませんでした)

これらを施術で調整していくことにしました。

治療内容と経過

<初回>

頚椎、腰椎、骨盤、腎臓を調整。

 

施術後、首、肩のこり消失。

右のお尻〜太腿の痛みも残るが前屈できるまでに改善。

 

睡眠と水分を取るように指導をして初回終了。

 

 

<2回目来院時>

初回の翌日。

朝起きたら痛みはほぼなかった。

仕事に行って痛みが6割ほど出てきた感じ。

運転もできた。

 

前回と同様の行う。

 

 

<3回目来院時>

前回から6日後。

日に日に痛みが小さくなり前屈すると軽く痛みが出る程度。

 

前回と同様の施術を行う。

 

 

<4回目来院時>

前回から9日後。

仕事が忙しく5割まで痛み再燃。

 

前回と同様の施術を行う。

 

<5回目来院時>

前回から7日後

痛みはあまなく太ももが張る程度。

 

だいぶ良くなってきたので胸椎の調整を追加で行う。

 

 

<8回目来院時>

初回から6週間後

右お尻〜太ももにかけての痛み、股関節の痛み、ホットフラッシュ消失。

肩こりも減少。

良くなったので一旦卒業。

 

その後は月に1回予防として来院されています。

 

施術者の感想

今回はよくある腰椎椎間板ヘルニアの症例。

腎臓に負担をかけすぎて腰椎の動きが悪くなって起こしたヘルニアのようでした。

原因に心当たりはないとおっしゃっていましたが、日々蓄積した硬さから来るものなので実感するのは確かに難しいですね。

 

昔から言われている睡眠や水分というのは本当に大事なんですよ。

昔の人ってすごいですね。

症状について詳しくはこちら